寄生動物の特徴と生態
寄生動物はもともとは自由生活をする種から進化したと考えられている。寄生性の獲得は、独自に、何度も起こったようである。
寄生生活への適応の結果、形態の大きな変化が起こる。吸収や附着、生殖に関する器官が発達する一方、多くの場合に消化器官、感覚器官や運動器官が大幅に退化する。そのため、ある動物門から進化した寄生性のタクソンが、形態の違いにより、独立門と見なされてしまうことがある。たとえば、舌形動物門は、すべて寄生性の種からなる門であるが、以前から節足動物との近縁性が指摘されてきた。最近になって分子系統解析により、甲殻類の鰓尾類に近縁であることが示された。このため分類者によっては、舌形動物門の独立は認められず、節足動物門に含まれる、とする。
中生動物は少数の細胞からなる動物であるが、その起源については、単細胞生物が多細胞へ進化する過程の生物であるという説と、扁形動物など後生動物が寄生生活の結果退化的に進化したものであるという説がある。近年の分子系統分析では、後者の説の方が有力になりつつある。
寄生性の種は多くの場合、自由生活に必要な器官を失う。退化した器官は再び発達しないことが多い(ドロの法則・退化を参照)ので、寄生種が自由生活種に再び進化することはほとんどない。ただし、生活史の一部のみを寄生生活するものもあり、そのようなものではそれ以外の時期には真っ当な姿をしているので、この限りではない。狩りバチやスズメバチなどは寄生バチから進化したと考えられている。ただし、幼虫が親に餌を用意してもらっている点では、幼虫の自由生活の能力はないまま、と見ることもできる。
一般に寄生動物では、体を固定する構造が発達する。他方、特に内部寄生虫では、使う必要のない運動器官、感覚器官、消化器官が退化する。また、生殖器官は発達する場合が多く、生殖器官だけになってしまうような例も見受けられる。
寄生虫にとって大きな問題は、宿主間をどうやって移動するかである。特に内部寄生虫の場合、生活環のどこかで宿主間の移動をしなければならないが、大型のものでは、簡単な方法が少ない。 たとえばギョウチュウは、宿主の肛門周辺に産卵し、卵が手から手へと移るので、比較的簡単に宿主間を移動するが、カイチュウでは、卵は大便とともに体外に出、野菜等に付着することで食物として他人の口に侵入する。日本では、現在では糞便を肥料にすることがほとんどないので、カイチュウは激減している。
さらに手が込んだものでは、食物連鎖を利用して宿主への侵入を果たす。 カマキリの寄生虫として有名なハリガネムシは、成虫が秋に体外に出て、池などに入り、そこで産卵する。孵化した幼生は、カゲロウなどの水生昆虫に侵入する。カゲロウがカマキリに食われることにより、幼生はカマキリの体内に侵入することができる。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
小学校の時に見たことがあります。何とも気持ち悪いですね
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